就職活動で最も大きな壁となるのが、「一次面接」です。多くの企業が書類選考を通過した応募者を対象に、一次面接を実施します。一次面接を突破することは、内定への大きな一歩になります。
しかし、一次面接は一番緊張する場面でもあり、どのようにすれば良いのかと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そこで、25年以上サラリーマン生活と面接を行っている「ヤタガラス」が、一次面接を突破するために知っておくべきこと、面接で求められること、そして具体的な対策について解説していきます。
一次面接突破は内定への第一歩
まずは社の中への一歩入ることが重要です。
企業によっては一次面接で終わるところ、四・五時面接まで行う大企業もあります。
企業は必要とする人材を求めています。
本気で入社したいならそれ相当な覚悟を持って面接に臨まなければなりません。
身だしなみを整え、好印象を与えよう
面接はあなた自身の「売り込み」の場です。身だしなみをしっかりと整え、清潔感のある第一印象を与えることが最初の第一歩でありとても重要です。初見の面接官は見た目でまずは判断します!
- 髪型:清潔感があり、身なりに気を遣っていることが伝わる髪型を選びましょう。ムースやジェルなどでビッシリ整えるのはオススメしません。逆に、寝ぐせなどあると時間に余裕のない人だと誤解されてしまいます。
- 化粧:自然なメイクで、清潔感を保ちましょう。濃いメイクは自分を隠そうとしているのではないかと誤解されます。
- 服装:スーツが一般的です。企業の雰囲気に合わせて、スーツの色やデザインを選びましょう。できるだけシンプルなスーツが良いと思います。黒、紺が無難ですね。シャツはデザインが無い白にしましょう。入社したら柄付きシャツはたくさん着れます。逆に今しか切れないのがデザイン無しの白。ボタンも白か半透明が良いと思います。
- 靴:スーツに合う革靴を選びましょう。靴ひもの黒が無難です。また、靴が汚れていたらせっかくの面接も台無しになってしまいます。家を出る前に靴を磨いておきましょう。さらに、控室で面接までの時間があるのであれば、100円ショップで販売されている靴磨きをしながら心を落ち着かせるのもありです。
- 香水:できれば付けない方が良いです。夏場などで汗の匂いが気になる場合は香水よりは香りの優しいデオドラントスプレーなどで対処した方が良いと思います。
2. 面接の種類別対応
面接には、大きく分けて「個別面接」と「グループ面接」の2種類があります。それぞれの面接で求められるものが異なるため、適切な対応をすることが大切です。
男性の場合:足は肩幅程度で手はモモに乗せましょう
- 個別面接:面接官と一対一で行われる面接です。あなたの個性や能力をアピールするチャンスです。
- グループ面接:複数の応募者と同時に面接が行われます。協調性やコミュニケーション能力が求められます。
面接での座り方:男性
- 足:肩幅程度に軽く開き、膝とつま先を前に向けます。姿勢よく堂々とした印象になります。
- 膝:開きすぎたりしないように注意しましょう。膝を組むのは絶対にしないでください。
- 手:軽く握って太ももの上へ。腕を組んだり、だらんと下げたりするのは避けましょう。
- 背中:背もたれから握りこぶし1つ分程度の間を開けて座る。
- 姿勢:猫背にならず、背筋を伸ばして顎を引く。
- 視線:面接官の顔を見る。
面接での座り方:女性
- 足・膝:足を組んだり、斜めに開いたりせず、膝と踵を揃えてまっすぐに座ります。
- 手:両手を太ももの上に重ねます。この際、右手が下になるように重ねるのが一般的です。
- 姿勢:猫背にならず、背筋を伸ばして姿勢良く座ります。
- 背中:背もたれから握りこぶし1つ分程度の間を開けて座る。
- 視線・表情:笑顔を意識し、明るい表情で面接官と向き合いましょう。
3. 質問への回答で自分をアピール
面接では、さまざまな質問が投げかけられます。質問の意図をしっかりと理解し、自分の言葉で答えられるように準備しておきましょう。
回答の仕方
質問されたら「簡潔に、論理的に、そして自信を持って」答えることが大切です。
長い話だと聞き側は飽きてしまい、文章をまとめることができない人材だと思われる場合があります。
回答は1分程度。文字数にして300文字程度で「X」の140文字の2倍程度が丁度良いです。
回答する際、考える様に斜め上をみながら話す人もいます。
ある記事には、
「右上に視線が向くときには、見たことのないことを思い描き、実際にはない映像を創り出している可能性がとても高い。質問に対して視線が右上に動くときは、かなり怪しい反応」とのことです。右斜め上を見る癖のある方は誤解をされないように注意しましょう。
しぐさ
面接で緊張するのは当たり前です。深呼吸をして気持ちを落ち着かせ、事前に準備したことを自信を持って伝えましょう。面接官の方の目を見て、笑顔で頷いたり質問したりすることで、活発な印象を与えることができます。
また、自己紹介する際に「大変緊張しています。できるだけ自分を出せるようにしますのでよろしくお願いいたします。」と先制を打つのもありです。
面接官も実は緊張しています。お互い緊張しているんだよとお互いを知ることで、場が和むこともあります。
面接官からのよくある質問
1~4から必ず1つは質問されます。また、本当に入社したいか確認するために「5~7」を聞く場合があります。5~7で間違うと致命的です。ここは試験だと思って覚えてから面接に臨んでください。
- なぜ当社を選ばれたのか?
- 入社したら何をしたいか?
- 3年後、5年後はどのような立場で仕事をしたいか?
- 自分の長所と短所を教えてください
- 当社の設立日は?
- 当社の会長・社長名は?
- 当社の資本金は?
【面接対策】さらに深掘り!具体的な質問と回答例
- 自己PR:あなたの強みや経験を具体的に「1分程度」で伝えましょう。
- 志望動機:なぜその企業に入りたいのか、熱意を込めて伝えましょう。
- 学生時代に力を入れたこと:学生時代に得た経験と、それを仕事に活かしたいという意欲を伝えましょう。
- 将来の目標:将来、どのようなキャリアを築きたいのか、具体的な目標を伝えましょう。
退室時
面接官は面接会場から出るまでを見ています。最後の最後に気を抜かないように気を付けましょう!
- 立ち上がって、再度「本日はありがとうございました。」と挨拶する。
- ドアを開け「失礼しました。」と言い終わった後に一礼をして静かに閉めて退室します。ここで重要なのは、「言葉と一礼を同時に行わない」ことです。
まとめ:一次面接突破のための3つのポイン
一次面接は、あなたのポテンシャルをアピールする大切な機会です。この記事で紹介した内容を参考に、しっかりと準備をして面接に臨みましょう。
- 事前の準備:企業情報や職種についてしっかりとリサーチし、自己PRや志望動機を整理しておきましょう。
- 面接の練習:模擬面接などを行い、実際の面接に備えましょう。
- 当日の身なり:清潔感があり、爽やかな印象を与えましょう。
- 自信を持って臨む:緊張するのは当然ですが、自信を持って面接に臨みましょう。
無事、一次面接を通過することを祈っています。
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