就職活動は、人生の大きな転換期です。内定を勝ち取るために、皆さんは日々努力していることと思います。しかし、面接で上手くいかず、内定を逃してしまったという方もいるのではないでしょうか。
ヤタガラスが面接官をした時に出会った、「就職活動中の方のNG」行を紹介します。
この他にも、新たにNGと判断された行為があります。より詳しい情報は別記事にあります。
この記事では、実際にあった面接での失敗例を元に、内定獲得に繋がるヒントを紹介します。面接官の視点や、企業が求める人物像についても解説していきます。
この記事を読めば、あなたの面接対策がより一層充実し、自信を持って面接に臨めるようになるはずです。
面接官がダメだと思った行動
面接をしようとした瞬間、面接官が採用したくないなと思った面接者の行動を紹介します。
面接当日、無断欠席…その後の影響とは?

昔は、就職活動が今よりもずっと難しくて、内定を勝ち取るためには、面接で自分を最大限にアピールすることが求められていました。面接は、人生の大きな分岐点。だから、学生たちは皆、緊張しながらも、万全の準備をして挑んでいたんです。
私が学生だった頃、先生から「面接の10分前には会場に到着するように」と厳しく言われたのを覚えています。少しでも遅刻したら、内定を逃すかもしれないと、当時は本当に恐ろしかったです。
企業側からすると、書類選考を通過した学生に面接の連絡をしても、なかなか繋がらないことはよくあることでした。何度も電話をかけてやっと繋がったとしても、「なぜすぐに連絡してくれないんだ?」と、企業側としては入社意欲が低いと感じてしまいます。
実際に、面接の当日に無断で欠席する学生もいました。これは、企業に対する礼儀を欠いているだけでなく、社会人としての常識が疑われてしまう行為です。
なぜ、学生たちはこのような行動を取ってしまうのでしょうか?それは、就職活動のプレッシャーや、自分自身への不安から、つい逃げ出したくなってしまうのかもしれません。しかし、企業は、このような状況でも冷静に対応できる人材を求めているのです。
【無断欠席によるデメリット】
- その学生の採用は確実に絶望的:企業としては、責任感や誠実さを重視するため、無断欠席した学生に対しては、採用を検討することはまずありません。
- 同学校の学生の採用にも影響が及ぶ可能性:無断欠席した学生と同じ学校出身の学生に対して、企業側が学校の生徒に不信感を持つ場合もあります。
- 推薦者の信用問題に繋がる:教師や先輩などが推薦していた場合、その人物の信用問題に繋がり、今後の関係性に影響を与える場合があります。
私服で面接会場へ

「私服でOKかな?」って思ったこと、ありませんか?確かに、クリエイティブな仕事だとカジュアルな服装が求められるイメージもありますよね。当社は、クリエイティブな部門もありますが、基本はスーツ着用。
そんななか、スエット姿で現れた方が面接会場に・・・。一般のお客様かなと思いましたが、面接に来た応募者でした。
とりあえず面接はしますが、通常30分~60分程度の面接予定でしたが、5分も経たないで終了した経験があります。
もちろん、お断りしました。
初対面の面接で私服は、ちょっと考えものです。面接官は、あなたの服装から「この人は仕事に対してどれくらい真剣なんだろう?」って見ています!
会社の面接は採用会社から私服指定がない限り、リクルートスーツや通常のスーツが基本です。
スーツだけど靴はスニーカー

スーツにスニーカーという組み合わせは、一般的によく見かけるようになりましたが、フォーマルな場ではまだ違和感を感じる人も多いようです。服装は、その場の雰囲気や目的に合わせて選ぶことが重要です。
【スーツにスニーカーがNGな理由】
- 不自然な印象:スーツのフォーマルな雰囲気とスニーカーのカジュアルな雰囲気が合わず、だらしなく見えてしまいます。特に白色のスニーカーは違和感がありすぎます。
- 清潔感の欠如:スニーカーはカジュアルな場面で履くことが多いので、面接のようなフォーマルな場では清潔感が損なわれます。
- 企業のイメージとのギャップ:スーツを着ているのにカジュアルな靴を履いていると、企業のイメージと合わず、やる気や社会人としての意識が低いと判断される場合がありあります。
やはりここは男性なら革靴、ビジネスシューズ。女性ならパンプスを履いていれば無難です。もちろん、汚れなど内容に気を付けましょう。
【〇面接に適した靴】
- 男性の適切な靴:革靴
- 女性の適切な靴:3~5㎝以下の高さのパンプス
【×面接に適さない靴】
- 男性の不適切な靴:ビジネスシューズの紐のない靴、ローファー、カジュアルなウイングチップ
- 女性の不適切な靴:高すぎるヒールやピンヒール
自分を売りすぎる人

「自分を売り込む」ことは大切ですが、聞き手のことを考えた自己アピールが重要です。
最近、在学中に自分が手掛けたイベントやセミナーなどを紹介するために、プレゼン形式で話す方が増えてきました。iPadやパソコンを使用してパワーポイントでのプレゼン、自分で撮影し動画変種も自分でしたものをYouTubeにてUPしているのでそれを見せてくれます。
今回紹介する就職活動中の方は「面接時間いっぱい自己PR」をして、面接時間が終わってしまった方がいました。
話し方は上手で引き込まれるところもるのですが、自分が自分がが強く相手のことを考えないで話す方でした。
ここで問題です!
例えば、就職活動中のプレゼンテーションでAさんBさんがいるとします。
- Aさん「私が在学中にした経歴やデザインをこのパソコンに入っているので見てください!」
- Bさん「私が在学中にした経歴やデザインをお持ちしました。もし、可能なら2,3分で終わりますので見ていただけないでしょうか?」
どちらが好印象でしょうか?
もう、みなさんはおわかりだと思いますが、相手の時間を尊重し、具体的な提案をするBさんのような姿勢は好印象です。
一方、「このパソコンに入っているので見てください!」と、一方的に情報を押し付けるAさんのような態度は、面接官に圧迫感を与えてしまいます。
具体的に、簡潔にまとめて話す人は好印象でもあり、話し上手なイメージを与えます。
入社後も同様で、上司やクライアントの前で、一方的に自分のことを話すのではなく、相手の反応を見ながら、必要な情報を適切に伝えることが大切です。
「自分を売り込む」と「相手に配慮する」、この両方を意識することで、より効果的なコミュニケーションが可能になります。
入社できるならどこでも応募する

面接の際に、「なぜ当社を選ばれたのですか?」と大抵の面接ではよくあります。同様にこの質問を問いかけたところ、「会社名を知っていたので応募しました。」、「この業界に入ってみたかったので応募しました。」の返答。これでは面接官はもう時間つぶしの対応しかありません。漠然とした回答では、他の応募者との差別化もできません。
また、「もし、弊社が採用しない場合はどうしますか?」の問いに、「ほかに、内定をもらっているのでそっちに行きます」、「他の県で似たような会社が募集していたのでそっちに応募してみます」の返答。これまた、面接官がやる気をなくしてしまいます。
この会社でぜひ働きたいという強い意欲や、入社後にどのように貢献したいかという具体的な目標が感じられません。そのため、企業に対する敬意が不足しているように受け取られてしまいます。
私もその場にいましたが、どうでもよい話をしてお帰りいただきました。
まとめ

この記事では、本当にあった面接官としての体験談と、「失敗しないための5つのポイント」を紹介しました。これらのポイントを参考に、あなたも面接対策をしてみてはいかがでしょうか?
- 責任感と誠実さ:無断欠席は、責任感の欠如と捉えられます。そして、信用信頼をなくします。
- 社会人としての意識:服装や言葉遣いなど、基本的なマナーが求められます。
- コミュニケーション能力:相手の話を聞き、自分の考えを分かりやすく伝える力を面接官は見ています。
- 企業への理解:なぜその企業なのか、具体的な理由を説明できることが重要です。
- 熱意:入社したいという気持ちが伝わることが大切です。
面接官は、あなたの外見だけでなく、内面も見ています。これらのポイントを意識し、自分らしさをアピールしましょう。
ヤタガラスは、あなたに内定が決まることを心から応援しています。