就職活動は、人生の大きな転換期です。内定を勝ち取るために、皆さんは日々努力していることと思います。しかし、面接で上手くいかず、内定を逃してしまったという方もいるのではないでしょうか。
ヤタガラスが面接官をした時に出会った、「就職活動中の方のNG」行を紹介します。
この記事では、実際にあった面接での失敗例を元に、内定獲得に繋がるヒントを紹介します。面接官の視点や、企業が求める人物像についても解説していきます。
この記事を読めば、あなたの面接対策がより一層充実し、自信を持って面接に臨めるようになるはずです。
面接当日、無断欠席…その後の影響とは?
ヤタガラスの時代は就職活動が難しく、内定を勝ち取るためには、あらゆる面でアピールすることが求められました。 そのため、面接は人生を左右する重要なイベントの一つであり、学生たちは皆、万全の準備をして臨んでいたものです。
私が学生の頃、先生からは「面接の10分前には必ず会場に到着するように」と厳しく指導されました。 少しでも遅刻すれば、内定を逃す可能性があると教えられていました。
エントリーシートを送付してきた学生に書類審査が通り、面接を行いたい旨を連絡しようとしましたが、電話がなかなか繋がらず、日にちを開けながら5、6回連絡して繋がりました。
ヤタガラスが実際に経験した事例として、5名の面接を予定していた際に、なかなか連絡が取れなかった学生が連絡もなく、現れなかったことがありました。 その学生は、他の学生よりも入社意欲が低いと判断され、あえて最後に面接を設定されていたのですが、結局、最後まで姿を現すことはありませんでした。
企業側としては、その学生のために時間を割いていたため、非常に残念な気持ちになりました。 もし、やむを得ない事情があったとしても、事前に連絡を入れてくれれば、別の対応を取ることができたはずです。
【無断欠席によるデメリット】
- その学生の採用は確実に絶望的:企業としては、責任感や誠実さを重視するため、無断欠席した学生に対しては、採用を検討することはまずありません。
- 同学校の学生の採用にも影響が及ぶ可能性:無断欠席した学生と同じ学校出身の学生に対して、企業側が学校の生徒に不信感を持つ場合もあります。
- 推薦者の信用問題に繋がる:教師や先輩などが推薦していた場合、その人物の信用問題に繋がり、今後の関係性に影響を与える場合があります。
私服で面接会場へ
「私服でOKかな?」って思ったこと、ありませんか?確かに、クリエイティブな仕事だとカジュアルな服装が求められるイメージもありますよね。
当社でも、クリエイティブな部門もありますが、全体はスーツを着ての仕事場です。
そんななか、スエット姿で現れた方が面接会場に・・・
一般のお客様かなと思いましたが、面接に来たとの事でした。
とりあえず面接はしますが、通常30分~60分程度の面接予定でしたが、5分も経たないで終了した経験があります。
もちろん、お断りしました。
初対面の面接で私服は、ちょっと考えものです。面接官は、あなたの服装から「この人は仕事に対してどれくらい真剣なんだろう?」って見ています!
会社の面接は採用会社から私服指定がない限り、リクルートスーツや通常のスーツが基本です。
スーツだけど靴はスニーカー
スーツなんだけどスニーカーって、中途半端で面接では違和感しかなかったのが本音です。
スーツを着ているからってOKということではありません。面接官は全身を見ています!
【スーツにスニーカーがNGな理由】
- 不自然な印象:スーツのフォーマルな雰囲気とスニーカーのカジュアルな雰囲気が合わず、だらしなく見えてしまいます。特に白色のスニーカーは違和感がありすぎます。
- 清潔感の欠如:スニーカーはカジュアルな場面で履くことが多いので、面接のようなフォーマルな場では清潔感が損なわれます。
- 企業のイメージとのギャップ:スーツを着ているのにカジュアルな靴を履いていると、企業のイメージと合わず、やる気や社会人としての意識が低いと判断される場合がありあります。
やはりここは男性なら革靴、ビジネスシューズ。女性ならパンプスを履いていれば無難です。もちろん、汚れなど内容に気を付けましょう。
【〇面接に適した靴】
- 男性の不適切な靴:革靴、ビジネスシューズの紐のない靴、ローファー、カジュアルなウイングチップ
- 女性の不適切な靴:高すぎるヒールやピンヒール、ヒールのないパンプス
【×面接に適さない靴】
- 男性の不適切な靴:革靴、ビジネスシューズの紐のない靴、ローファー、カジュアルなウイングチップ
- 女性の不適切な靴:高すぎるヒールやピンヒール、ヒールのないパンプス
自分を売りすぎる人
「自分を売り込む」ことは大切ですが、聞き手のことを考えた自己アピールが重要です。
最近、在学中に自分が手掛けたイベントやセミナーなどを紹介するために、プレゼン形式で話す方が増えてきました。iPadやパソコンを使用してパワーポイントでのプレゼン、自分で撮影し動画変種も自分でしたものをYouTubeにてUPしているのでそれを見せてくれます。
今回紹介する就職活動中の方は「面接時間いっぱい自己PR」をして、面接時間が終わってしまった方がいました。
話し方は上手で引き込まれるところもるのですが、自分が自分がが強く相手のことを考えないで話す方でした。
ここで問題です!
例えば、就職活動中のプレゼンテーションでAさんBさんがいるとします。
- Aさん「私が在学中にした経歴やデザインをこのパソコンに入っているので見てください!」
- Bさん「私が在学中にした経歴やデザインをお持ちしました。もし、可能なら2,3分で終わりますので見ていただけないでしょうか?」
どちらが好印象でしょうか?
もう、みなさんはおわかりだと思いますが、相手の時間を尊重し、具体的な提案をするBさんのような姿勢は好印象です。
一方、「このパソコンに入っているので見てください!」と、一方的に情報を押し付けるAさんのような態度は、面接官に圧迫感を与えてしまいます。
具体的に、簡潔にまとめて話す人は好印象でもあり、話し上手なイメージを与えます。
入社後も同様で、上司やクライアントの前で、一方的に自分のことを話すのではなく、相手の反応を見ながら、必要な情報を適切に伝えることが大切です。
「自分を売り込む」と「相手に配慮する」、この両方を意識することで、より効果的なコミュニケーションが可能になります。
入社できるならどこでも応募する
面接の際に、「なぜ当社を選ばれたのですか?」と大抵の面接ではよくあります。同様にこの質問を問いかけたところ、
「会社名を知っていたので応募しました。」
「この業界に入ってみたかったので応募しました。」
の返答。これでは面接官はもう時間つぶしの対応しかありません。漠然とした回答では、他の応募者との差別化もできません。
また、「もし、弊社が採用しない場合はどうしますか?」の問いに、
「ほかに、内定をもらっているのでそっちに行きます。」
「他の県で似たような会社が募集していたのでそっちに応募してみます。」
の返答。これまた、面接官がやる気をなくしてしまいます。
何としても入社したい!入社したら〇〇をしたい!〇〇のために貢献したい!の熱意などはなく、逆に入社意欲の低さを露呈し、企業への敬意が感じられません。
私もその場にいましたが、どうでもよい話をしてお帰りいただきました。
まとめ
この記事では、本当にあった面接官としての体験談と、「失敗しないための5つのポイント」を紹介しました。これらのポイントを参考に、あなたも面接対策をしてみてはいかがでしょうか?
- 責任感と誠実さ:無断欠席は、責任感の欠如と捉えられます。そして、信用信頼をなくします。
- 社会人としての意識:服装や言葉遣いなど、基本的なマナーが求められます。
- コミュニケーション能力:相手の話を聞き、自分の考えを分かりやすく伝える力を面接官は見ています。
- 企業への理解:なぜその企業なのか、具体的な理由を説明できることが重要です。
- 熱意:入社したいという気持ちが伝わることが大切です。
面接官は、あなたの外見だけでなく、内面も見ています。これらのポイントを意識し、自分らしさをアピールしましょう。
ヤタガラスは、あなたに内定が決まることを心から応援しています。