社会人生活、いかがですか?
新しい環境で、毎日が新鮮で楽しいことばかりではないかもしれません。でも大丈夫!この文章を読めば、仕事がもっと楽しくなるはずです。
25年以上社会人を経験してきた私が、新入社員の皆さんに仕事で役立つ「あること」を教えたいと思います。それはズバリ、「先輩のマネをする」ということです。
なぜ「マネ」が大切なの?
みなさんはゲームが好きですか?好きなゲームなら、すぐに操作方法を覚えられますよね。でも、あまり興味のないゲームだと、なかなか覚えられないはずです。実は仕事も一緒だったのです!
特に新入社員のうちは、興味のない仕事や部署に配属されることもあるかもしれません。でも、給料をもらう以上は仕事を覚えなくてはいけません。そんな時、どうすれば効率よく仕事を覚えられるかご存じですか?
答えは簡単です。「自分の武器の確認」と「先輩のマネをする」ということです。
この記事では新入社員の「武器」と「マネ」の力を知っていただきたく、できるだけわかりやすく解説をしていきます。
新入社員のみなさんが持っている「武器」は大きく分けて3つ
何も知らない状態で新しい会社に入るので、最初は戸惑うことが多いと思います。そんな時、積極的に質問したり、周りの人とコミュニケーションを取ったり、仕事に対する高い意識を持つことが、早く仕事に慣れていく上でとても大切です。
武器①「積極的の質問」が成長を加速させる!
入社後すぐは、何もかもが初めてで戸惑うことばかりですよね。そんな時は、遠慮なく周りの人に質問することが大切です。そして上司や先輩の話をよく聞き、教えてもらったことをしっかり復習することが大切です。
わからないことは何度も質問する
しばらくすると仕事にも慣れてきますが、わからないことはそのままにせず、積極的に質問しましょう。「こんなことでも聞いていいのかな?」と悩まないでください。
納得がいくまで、何度でも質問することが大切です。上司や先輩は、教えることも仕事の一つと考えています。
- 成長の近道:わからないことをそのままにせず、積極的に質問することで、より早く仕事に慣れて、成長することができます。
- ミスの防止:間違えたまま作業を進めてしまうことを防ぎ、効率よく仕事をこなすことができます。
- 信頼関係の構築:上司や先輩に質問することで、「この人はやる気がある」と思われ、良好な関係を築くことができます。
- 深い理解:教わったことをアウトプットすることで、より深く理解することができます。また、自分なりに考えを深めることで、より良い方法を見つけ出すこともできます。
新入社員の特権を活かそう!
「新入社員」という立場は、何度でも質問できる貴重な期間です。「こんなことでも聞いていいのかな?」と悩む必要はありません。むしろ、積極的に質問することで、周囲の人のサポートを得て、スムーズに仕事を進めることができます。
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」という言葉があるように、わからないことは恥ずかしがらずに質問しましょう。
質問する際のポイント
- 具体的に質問する:何がわからないのかを具体的に伝えることで、より的確なアドバイスを得ることができます。
- 聞き返す:理解できない点は、何度でも聞き返しましょう。
- 感謝の気持ちを伝える:質問に答えてくれた人に感謝の気持ちを伝えることも大切です。
②会話でグッと距離が縮まる!「コミュニケーション」のコツ
仕事もプライベートも、円滑なコミュニケーションは大切ですよね。でも、「何を話せばいいかわからない」「うまく言葉が出てこない」と悩んでいる人も多いはずです。そんなあなたへ、会話がもっと楽しくなるコツを教えちゃいます!
なぜ、会話が大切なの?
会話は、単に言葉をやり取りするだけではなく、相手との関係を築き、理解を深める大切なツールなんです。
会話が続かないのはなぜ?
仮に、先輩・上司との会話中に「プライベートなことは話せません」、「わかりません」のような言葉を聞いたことありませんか?これらの言葉は、会話のドアを閉めてしまいます。相手は「もう話しかけない方がいいのかな・・・」、「私と話をしたくないのかな・・・」と感じてしまい、会話が途絶えてしまう原因になります。
会話上手になるための3つのステップ
- 相手の話をよく聞く:相づちを打ちながら、相手の言っていることを理解しようと努めましょう。相手に聞いているなと思わせるのも一つの技です。しかし、大げさに顔を上下に振ると胡散臭く見えるので適度にしましょう。
- 自分の意見も伝える:ただ聞くだけでなく、自分の考えも率直に伝えてみましょう。
- 共通の話題を見つける:相手の興味のあることや、共通の趣味などを見つけ、話題を広げてみましょう。
具体的な会話テクニック
- 「へぇ、そうなんですね!」「おもしろいですね!」など、相づちをたくさん使う
- 「私も○○が好きなんです!」など、共通の話題を見つける
- 「最近、○○って話題になってますよね?」など、話題を提供する
話を聞いた後に使う上級テクニック
上記の具体的な会話テクニックでも十分話が弾むと思うのですが、更に会話を続かせるテクニックをお伝えします。
- 聞き返す:「面白いですよね!〇〇さんは特にどこが面白いと思いますか?」
- 自己アピール:「私も〇〇が好きなです!特に〇〇のところが大好きで・・・」
上司や先輩との会話のコツ
仕事の話だけでなく、趣味の話など、普段の生活に関する話題も積極的に振ってみましょう。そうすることで、より人間関係が円滑になります。
また、会話は、練習すれば誰でも上手になることができます。まずは、少しの勇気を出して、相手との会話を楽しんでみましょう!
③「適度なプライド」が大切!
「プライドが高い」ことは悪いことではありませんが、仕事をする上では、「適度なプライド」を持つことが大切です。
上司・先輩からみて一番厄介なのは「プライドが高い」ことです。
やってもいないのに「できない、やりたくありません」は最悪なシナリオになってしまいます。
なぜプライドを下げる必要があるのか?
プライドを下げることによりデメリットよりも「メリット」の方が多くあります。
- 上司・先輩のアドバイスを受け入れやすくなる
- チームワークが円滑になる
- より早く成長できる
先輩たちの『型』をマネして身につけよう
仕事は、先輩たちが長年の経験で培ってきた「型」の上に成り立っています。この「型」を学ぶことは、仕事の基本を早く身につけるための近道です。
例えば、カメラマンは「プロと同じ構図・設定で何度も写真を撮る」ことで、写真の技術を習得します。これは、仕事も同じです。先輩から教わった「見積書の作成方法」「機械の使い方」といった一つ一つの作業を、まるで「型」を写すように何度も繰り返すことで、自然と仕事ができるようになります。
「なぜ、先輩たちはこうするのだろう?」と疑問に思うこともあるかもしれません。しかし、まずは「型」を意識してマネしてみてはいかがでしょうか。その中で、なぜその「型」があるのか、どんな意味があるのか、少しずつ理解が深まっていくはずです。
「マネる」ことは、決して悪いことではありません。 むしろ、先輩たちの知恵と経験を効率よく学ぶための、とても有効な手段なのです。
絶対にマネをしたくない!自己流でやりたい
もしかしたら、「マネをしたくない!自己流でしたい!」と思うかも知れません。
考え方はいいと思いますが、残念ながら仕事を覚えるスピードは格段に下がります。
また、なぜマネをしたくないかはもしかしたら「プライド」が邪魔しているかもしれません。
プライドの章でもお伝えしたように、邪魔なプライドは一旦捨ててみてください。
「マネ、型」をしてみても自分にしっくりこない場合、改めて自己流で行ってみても遅くはありません。むしろ、「マネ、型」に無い物を追加・削除してより使いやすいカスタマイズにすればいいのです。
まとめ:先輩をロールモデルに!
先輩社員は、皆さんが目指す「未来の自分」の姿です。先輩の行動や言動を参考にしながら、自分自身の成長につなげていきましょう。
【マネをする際のポイント】
- なぜその行動をするのか、理由を考える
- 自分なりにアレンジを加えてみる
- 積極的に質問する
「マネ」をすることは、決して恥ずかしいことではありません。むしろ、成長するために必要なプロセスです。先輩をロールモデルに、仕事を楽しんでいきましょう!